アイティシステムの考える中小企業のIT活用

中小企業のIT活用の計画(導入編)

先回は「中小企業のIT活用方針について」お話しました。
その中のポイントのうちの2つを掘り下げます。

  • IT化は御社の業務に合わせてIT化を行う
  • 中小企業の強み「速さ」を生かした進め方でIT化を行う

中小企業に限りませんが、「御社の業務」と「持てる資源(人・物・金・時間)」を最良に組み合わせて行くことで、掛けたコストの最大の効果「使い勝手の良いシステム」として手に入れることができます。
中小企業の強みは「速さ」ですから、資源の割合も「時間」を最大に活用することで、コストパフォーマンスを良くして行きます。
また現在は、ビジネスのスピードが速くなっています。中小企業だからと言って、許してもらえません。情報化社会ですから仕方ありません。その情報化社会はITによってもたらされました。IT化を進めて行くのは、情報化社会のスピードに負けないようにするためでもあります。
しかし、御社には中小企業の強みの「経営者の判断で物事を迅速に進めていける」と「トップダウンで指示命令が伝わりやすい」があります。その強み生かす事ができればスケールメリットに勝る導入ができることは明らかです。

業務に合わせてIT化を行う

口では「業務に合わせてIT化を行う」と簡単に言えますが、実際に行うとなるとイメージし辛い場合が多いです。
ITは社会生活基盤(インフラ)に似ています。どちらもそれが価値を生むわけではありません。電気が通っていても、電化製品が無くては役立たずです。TVがあって電源が入っていても、番組が放送されていなければ何も映りません。もちろん、IT化とインフラ整備は異なる点もありますが、大目に見てください。

中小企業を小さな町に、社員を住民に例え、IT化はインフラ整備とします。
インフラを整備をすることで、住民である社員の皆さんの生活はそれだけで向上します。
インフラ整備にもいろいろあります。町を周回する道路、中心を横断する道路、もしくはもっと費用を掛け隣町まで通じる道路、どれを整備したとしたら、あなたの町はどれが一番発展しそうですか?
もし携帯電話の基地局が無かったとして、基地局を建設できたとしたら、生活スタイル(業務スタイル)はどのように変化すると考えますか?
鉄道を通したら、学校を作ったら、工場を誘致したら、病院を作ったら・・・・(便利な機能やサービスの向上、集客力の向上ができたら)
一方で予算も人も時間も限られています。他の町より発展に遅れると、新たな住民や町に来る人が減ってしまうでしょう。町にどういう施策を行うかで発展規模やスピードが変わります。
IT化も同じです。会社を発展させるために今の業務に合わせて一番良い計画を考えて導入します。
業務に合わせてIT化を行うというイメージができましたか?

中小企業のメリット「速さ」を生かした進め方でIT化を行う

さて、ここからが本番です。
では、「会社を発展させるために今の業務に合わせて一番良い計画を考えて」と言っても、具体的な案がすぐ出ると限りませんし、それが正しいとも限りません。
では、しっかり腰を据えて考えますか・・・


・・・

「そうだなぁ」と考えた、あなた。勿体無いです。
「えっ!?」と思った、あなた。正解です。

御社の強みは、中小企業の強みの「速さ」です。
考えて良い案が出たとします。きっと考えた分だけ成功率も高いでしょう。しかし、この世は成功するよりも失敗する確立の方が常に高いのです。
でも、失敗は途中で修正され、成功の道へ修正が効くことも多く、結果成功というパターンが一番多いかと思います。
それに、決定的な間違いが発覚した場合、細部までじっくり考えていた時間が無駄になるケースも出かもしれません。そう言う意味で勿体ないと思うわけです。

中小企業は、取り返しのつかない失敗を避けながら、どんどん前に進みながら考えて行くようにします。
中小企業の取り返しのつかない失敗とは、お金を掛けすぎた場合です。少ない予算を無駄に使えないですよね。
だとしたら、お金を掛けずに、知恵を絞って、前に進みましょう。
えっ?「言うは安し、行うは難し」ですか・・・もっともです。でしたら、行ってしまいましょう。他社にできない事を他社に先んじて御社を強化しましょう。
中小企業が中小企業の強みを生かさずして何を生かすのですか?

失敗を修正しながら前に進んで行く方法は、昔からありましたし、今は「lean startup」と言う名前でも呼ばれています。
失敗をするにしても、早いほうが修正も効き易く、また、方向違いだったら早めに見切りを付けることも可能です。
少し話がずれます。お金を掛けず知恵を絞ることへの提案ですが、話題のクラウドを活用すると言う手があります。クラウドは自前で環境を揃えなくても環境一式を迅速に貸してくれることから、初期投資と構築期間、管理コストを軽減することが可能です。要らなくなったら解約すれば済みますし。

業務を常に考え、業務を設計する

きっと今のあなたの頭の中には、御社の問題点や課題が概ね見えていると思います。
もちろん、御社の大きさによっては現場のことが一部見えていないこともあるでしょう。その場合は、社内で話をする場を設け、ヒヤリングをすることです。
中小企業の強みに「社内の風通しが良い」ことも挙げられます。ここでも中小企業の強みを生かしましょう。

ですが、経営者として実績があるあなたに、この手の話をする必要は無いと私は考えています。
もし、どんなことをこいつは言うんだ?と思ったら、「まだ、書いていません。近日中に書きます。申し訳ありません(2012/6/29)」を読んでください。

あなたの頭の中の考えを実現する

あなたにとって必要なのは、あなたの頭の中の考えを聞いて、実際に実現するIT技術者です。
社内にそう言う人が居る場合、とても運が良いです。ITの活用がすぐそこにありそうです。
しかし、中小企業の場合、社内にIT技術者はもとよりITに詳しい人も居ないケースも多いと思います。そんな場合は、探すしかありません。

NECや富士通、IBMやその他大手のSI事業者の技術者を当てにするのも一つの方法です。
ITコーディネータやITコンサルタントに頼む方法も或いは良いかもしれません。
ただ、正直な話、中小企業はITに掛けるコストがどうしても大企業に比べ見劣りします。そのため、良い人材は中小企業に来てもらえないこともあります。中小企業の弱みです。。。

実際、大企業にとっても中小企業にとっても、本当に良い人材というのは得難いものです。
人材評価へ一つ提案です。本ページの内容を伏せ、同じ事を語ってもらうという案はどうでしょう?もちろん、あなたが私の説明に一理あると思っていれば、ですが。
中小企業のIT化や活用について、考えを述べてもらい、あなたが理解し考えていることと同じような志向であれば、あなたの考えていることを或いは実現できる人材かもしれません。
説明が抽象的であったり、こうすべき論だけであったり、実の無いものであったら、当てにするのは止めて置いたほうが良いです。

貪欲に人材を求めてください。中小企業にこそ優秀な人材が必要なのです。
きっと、道は開けます。
現在、私は今の契約先と近々契約が切れます。約8年どっぷり情報システム構築をしていましたが、一通り落ち着いたのでお役御免になります。私の扉はいつでも扉は開いていますので、声を掛けていただければ、お話やお手伝いをさせていただきます。よろしくお願いします。


(2012/6/29)